ジュエリー石留めの種類について
はじめに
ファッションの一部として、大切な人へのプレゼントやサプライズなど、多くの人が身に付けているジュエリーは職人一人一人の繊細な技術により生まれます。
今回は、その中の一つである石留め技術について書いていこうと思います。
ご興味がある方は覗いて頂けたら嬉しいです。
石留め・種類
そもそも石留めとは?と、思う方もいるかと思います。
石留めとは、ダイヤモンドなどを留める際に使う技法の事を指します。
石留めと言っても種類はたくさんあります。
今回はよく見かけるたて爪(6本爪や、4本爪)、メレダイヤを留める際に用いられる事が多い彫り留め・チョコ留めを簡単に紹介していこうと思います!
6本爪デザイン
まず、6本爪の特徴としましては名前の通り、6本の爪でダイヤモンドの【ラウンドブリリアンカット】に沿う形で留められています。
一昔前ですと、爪一つ一つの大きさが現在に比べかなり大きく、そして角ばったデザインで作られており、指輪全体にボリューム感を持たせるデザインも多くありました。
現在は、爪自体の大きさは抑えられており画像のように丸みのあるデザインが多いです。
爪自体の大きさが抑えられている分、ダイヤモンドの輪郭を綺麗に魅せてくれる王道デザインです。
4本爪デザイン
次に4本の爪で留められている4本爪デザインについてご紹介します。
4本爪は画像のように四隅に爪がセッティングされており、ダイヤモンドを大きく魅せてくれるので、高級感のある人気な留め方です。
彫り留め
彫り留めとはタガネという道具を用いて地金を彫り、石を留める爪を地金で作り石を留める技法です。
主にメレダイヤを留める際に使います。
私の説明が下手で想像が難しいと思いますが、仕上がりを見ればよく見かける留め方だと思います。
中央ダイヤの両サイドにメレダイヤが留まっておりますが、この留め方が彫り留めとなります。↓
彫り留めは結婚指輪やペンダントと幅広く使われている技法となります。
画像は弊社で特許を取得しております二点留めデザインのリングとなります。
二点留めにつきましては別に記事にて詳しく紹介させて頂きます。
チョコ留め
名前が可愛らしいチョコ留めは、お猪口のように凹んだ部分全体が爪となり石を留める技法となります。
この留め方は結婚指輪やペンダントでよく見かける留め方です。
画像のメレダイヤを留めているものがチョコ留めです。↓
チョコ留めは結婚指輪やファッションジュエリーで使われる事が多く、シンプルなデザインのものも多いので、色々な場面で使いやすく人気もあります。
まとめ
今回、4種類の石留めを紹介させて頂きましたがいかがでしたか?
私の下手な説明で分かりにくかったかもしれませんが、画像と合わせて見ると何となくお分かり頂けたかと思います。
石留めは非常に難しく、習得するまでに時間のかかる技術です。
例えば、たて爪の場合はダイヤモンドの部位の角度(クラウン・パビリオン)に合わせて一本ずつ先端工具で削り、尚且つダイヤモンドが曲がらないように爪の高さを全て合わせたりと細かく、繊細な工程が多くあります。
彫り留めは、タガネで一定の力加減で彫り進めなければいけません。
少しでも強く叩けば彫りが深く・太くなり、逆に弱ければ浅く・細くなってしまうので、彫りの断面が歪んだ仕上がりとなり綺麗に出ません。
技術は職種を問わず奥が深いなと感じます。
少しのズレが仕上がりに大きく影響してしまったり、、、そんな繊細な工程を経た作品が形となり、誰かの手に渡るという事はとても素晴らしい事だなと改めて感じました。
この記事を通して少しでもジュエリーの技術を知って頂ければ幸いです。
最後まで見て頂きありがとうございました。
関連情報
オリジナルジュエリーブランド | 有限会社スエカワ
有限会社スエカワ
【有限会社スエカワ】では、オリジナルファッションジュエリーを販売しております。特許を取得した、2本の爪で石を留めている「2点留め」で製作しているため、他にはないおしゃれなデザインとなっています。普段のファッションに加えるだけで、いつもと違ったコーディネートに。オーダーメイドも承っているので、ぜひ一度お問い合わせ下さい。
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