有限会社スエカワ

二点留めとは?

・二点止めとは?

二点留めとは2本の爪で宝石を留める技法となりますが、弊社で特許取得をしている二点留めは単に2本の爪で留めているだけでなく、180度未満の等角度間隔の2箇所にセッティングされた爪で宝石を留める技法となります。

堅苦しい文字列となっていますが、上部・下部・側部どこでもこの条件が揃えば弊社独自の二点留めが完成されるという事です。

 

今回はこの二点留めのルーツなど紹介していきますので、よかったら見て下さい。

 

・なぜ二点留めで特許取得をしたのか?

ダイヤモンドペンダント

写真の二点留めが代表的なシンプルデザインとなります。

 

従来のプチネックレスは、爪とチェーンが溶接されているためネックレストップは動かない様に固定されています。

固定されていると体重移動に合わせてネックレストップが動かないため、片側のチェーンがだれてみえたり、チェーンの引き輪が動くとネックレストップもズレるので正面に来ない事が多々起こります。

 

弊社二点留めはチェーンホールを爪に開けているため、正面からチェーンが見えないと共に爪とチェーンが固定されていないのでペンダントトップが自由に動きます。

その為体重移動に合わせてネックレストップも動き、常に正面に見る事が可能となりました。

当初はプチネックレスのセッティング方式で考案した特許でしたが、要望が多くありリングにも採用する事となりました。

 

 

突然ですが、↑画像の二点留めはある物をモチーフに誕生しました。

モチーフになった物はというと・・・こちらです!!↓

 

 

野球ボールを持つ手

二点留めは野球好きな、末川光洋氏が野球ボールの握り方をモデルに誕生しました。

人差し指、中指の2本が爪に、親指は宝石のキューレットを支える台座となっております。

 

では何故、この二点留めで特許を取得しようとしたのか。。。

理由は大きく3つあります。

・宝石【ファセットカット】の輪郭を綺麗に魅せる留め方

・一番輝きを放つテーブル面を妨げる事なく煌めかせる留め方

・新しい、見たことのない留め方を

 

一個づつ解説していきます!

 

・宝石【ファセットカット】の輪郭を綺麗に魅せる留め方

 

ファセットカットとは、宝石の加工方法です。

宝石の切子面(カット面)を多数の角度を変えた、小さな面を幾何学的に組み合わされて出来ている加工方法となります。

「ブリリアントカット」もファセットカットの一つです。

 

二点留めが何故、ファセットカットの輪郭をより綺麗に魅せる事が出来るのか、それは爪の位置と数が重要となります。

 

説明文のあるダイヤモンドペンダント

この留め方により、宝石の輪郭・宝石最大限の露出度をアップする事が可能となりました。

 

・一番輝きを放つテーブル面を妨げる事なく煌めかせる留め方

 

宝石では一番面積の広いテーブルという面があります。

(青枠で囲まれた部分)↓

このテーブル面が一番光の反射が大きくなる部分となるので、テーブル面には爪が掛からないようにセッティングする必要があります。

二点留めでは先ほどの画像を見ると分かりますが、このテーブル面には爪が掛かりません。

テーブル面の妨げとならないため、宝石がより綺麗に煌めき輝きを放ちます。

 

・新しい、見たことのない留め方を

 

この留め方は特許という事もありますが、他には無い留め方・デザインを可能としています。

今まで、ハート型デザインのジュエリーは石留めの種類に限りがあり難しいとされていましたが、弊社の二点留めにて製作すると自然に可愛らしく仕上がります。

ハート型デザイン

 

ハートをアレンジしてクローバーデザインも可愛らしく人気なデザインです。

クローバーデザインのネックレス

 

二点留めジュエリーはまだまだ沢山のラインナップがありますので、是非、ご覧下さい。

訪れてくださったあなたにぴったりのジュエリーに出会えますように。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。